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求める人物像の最低条件の決め方

求める人物像の最低条件の決め方

採用広報担当者がまず初めにやること、それは自社の魅力の整理と求める人物像の設定である、と『採用広報のはじめの一歩』で説明しました。今回は、その中のステップでもある、求める人物像の最低条件の決め方について、詳しく解説していきます。

求める人物像をSPECとTYPEで整理

まず、求める人物像をスペックとタイプの2つに分けて整理していきます。スペックとは、スキルをはじめとする履歴書に書ける内容のことです。一方タイプは、履歴書では表しきれない人間性や思考性のことを指します。この2つに対して、以下の表のように、それぞれ絶対に必要なもの(MUST)と、あれば望ましいもの(WANT)を分けてみてください。

MUSTとWANT × SPECとTYPE で作られた表です。


上記の表が埋められたら、優先順位を考えていきます。考える順番としてオススメするのは、まずは①MUST×TYPE、絶対に必要な人間性や思考性です。次に②MUST×SPEC、絶対に必要なスキルを考えてみてください。このように絶対に必要なMUST要件を満たすこと、特にTYPEを満たしてくれる人材をいかに集め、採用できるかがポイントとなります。

MUST × TYPE が強調された表です。


さて、なぜSPECではなくTYPEの方が重要なのでしょうか?
それは、SPECに含まれる条件は入社後でも育成することで身につけることができますが、人間性を表すTYPEは、今までその人が歩んできた人生による影響が大きいため、SPECのように変えることが難しいからです。

MUSTとWANTにNEGATIVEも追加して考える

採用ブランディングセミナーを実施していると、参加者の中にはこのMUSTとWANTの要件を出すことが難しいという採用担当者も少なくありません。もしうまく思いつかない場合は、逆転の発想で、NEGATIVE、つまり「こういう人には入社してほしくない」という枠を足して考えてみてください。

NEGATIVEの行が追加された表です。


こんなタイプ、こんなスキルレベルの人は自社に合わない、というネガティブな視点から求める人物像を考えていきます。例えば、消極的な人がダメであれば、消極的ではない人。コミュニケーションが苦手な人がダメであれば、コミュニケーションが苦手ではない人、というように考えることができます。
つまり、ネガティブから考える発想法では、MUST要件よりも優先度が高い、前提条件を明確化することができ、そこから求める人物像を固めていくことができます。

まとめ

以上のように、求める人物像の条件が整理できたら、それらの条件を満たしている求職者の気持ちになり、自社の魅力が彼らにとって本当に魅力的なのかどうかを考えてみてください。もし十分でない場合は、求める人物像、またはアピールすべき自社の魅力を再度見直してみることをオススメします。

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