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世界のおもしろい採用事例

ヘイト企業だ!と見せかけて、な採用広告 No.13

2017.09.13

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アップさせていただいたマクドナルドの
採用広告にはこう書かれています。

 

” 私たちマクドナルドは、トルコ人、ギリシア人、ポーランド人、インド人、エチオピア人、ベトナム人、中国人、ペルー人は雇いません ”

 

大変挑戦的なコピーですね。
2008年にスウェーデンの雑誌媒体に掲載されたこの広告は様々な議論を巻き起こしました。
この偏見に満ちたコピーが議論を巻き起こすことはマクドナルドもわかっていたに違いありません。
その当時のスウェーデン社会は、移民や難民に関する様々な問題で揺れていたからです。

では、何故4このような広告を雑誌に掲載したのでしょうか?

その答えは、この広告の下の方にある小さな文章(コピーの続き)が明かしてくれています。
そこにはこう書かれています。

 

” スウェーデン人、韓国人、ノルウェー人でもない。私たちは個人を雇う。(中略)野心と決断はあなたの国籍とは関係がなからです。マクドナルドは、スウェーデンで最も平等な企業の1つで、現在95の国籍がマクドナルドで働いています。 マクドナルド スウェーデンにご参加ください ”

 

平たく言うと「人種や国籍ではなく、あなた自信の個性を重視します」ということです。

この広告で、マクドナルド スウェーデンは、
スウェーデンでもっとも外国国籍の社員の多い企業として知られるようになりました。
そして、様々なバックグラウンドを持つ人達が応募をしてきました。

2008年当時、スウェーデンで国籍を2つ以上持つ人の割合は国民の約 3/4 に届こうとしていました。
つまり、さまざまなバックグラウンドを持つ人達がいて、その国籍のせいで就職が不利になる状況があったのです。

潜在層へアプローチする際は、やはり多くの人に知れ渡るようなキャンペーンが必要です。
そんな時はこのような挑発的なコピーを使って注目させ、
最終的にはバリューへの共感へと導いていく戦略を試してみてはいかがでしょうか。

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