学生との接点を作る方法として、合同企業説明会をはじめとした採用イベントは大きな役割を果たします。近年のコロナ禍では開催が難しい時期もありましたが、オンラインを利用した説明会が開催されるなど、企業と学生双方にとって大切なコミュニケーションの場であることに変わりはありません。また、ここ最近は対面での説明会も再開されています。
そこで今回の記事では、
「採用イベントへの出展を考えているけれど、どんなイベントがあるのかまずは知りたい」
「採用イベントにはどんなメリットがあるのだろう?」
といった、採用活動でのお悩みや課題を持つ採用担当者や経営者の方に、新卒向け採用イベントの概要や、合同企業説明会を中心とした各種採用イベントをご紹介します。
CONTENTS
合同企業説明会が代表的/新卒採用イベントのポイント
学生に認知してもらえる機会に
新卒学生向け合同企業説明会には、複数の企業が集まります。説明会には、情報収集に力を入れる学生やお目当ての企業ブースを訪問したい学生が多数来場するので、自社のブース付近を通りかかった学生に、自社の存在をアピールできる機会をつくれます。
もし学生が自社の存在を知らなかったとしても、学生の目を引くブースのデザインや、呼び込みに使う自社の紹介動画、インパクトのあるパンフレットを置くことで、自社への興味を持ってもらえるチャンスが生まれます。
学生とダイレクトに情報交換できる
対面で行う採用イベントのメリットは、情報収集の面にもあります。学生が持つニーズ、価値観、どんなことを大切にして就活に臨んでいるか、どんなことを課題に感じているか…など、学生の生の声を聞くことで、自社の採用活動をより良い形にできます。
また、学生の話に耳を傾けながら、就職活動でプラスになる情報を伝えられると良い印象を持ってもらえるでしょう。
新卒採用イベントの種類
合同説明会のほか、業界研究セミナーや少人数参加のマッチングイベントなど、様々な種類の採用イベントが開催されています。また、その規模も様々です。
大規模な新卒採用イベント
大手ナビサイト運営企業が開催する大規模な新卒採用イベントには、業種を問わず多数の企業が出展します。
◎大規模イベントに参加するメリット
多数の企業が参加する大型イベントのため、多くの学生が会場に訪れます。一度の機会に、さまざまな学生と会えるチャンスは、大型イベントならではの特徴です。
業界を限定しない総合型のイベントであれば、第一希望以外の業界・企業の情報収集も行なう学生に、自社の存在をアピールする機会があります。知名度の高くない企業にとっては、チャンスと言えるでしょう。
△大規模イベントに参加するデメリット
人気業界および企業のブースには、やはり多くの学生が集まります。反面、認知度が低い企業は学生が集まりづらく、費用対効果の面で充分なメリットを感じられないかもしれません。学生に興味を持ってもらうには、イベントの事前告知や会場での情報発信、目を引くブースデザインとするなど、工夫が求められます。
中小規模の新卒採用イベント
地域で開催される中小企業向け、特定業界、理系など学部限定など、中小規模のイベントには対象を限定したイベントが多く開催されています。
◎中小規模イベントに参加するメリット
対象限定のイベントが多いため、はっきりとした目的がある意欲的な学生と接点をつくりやすい点がメリットです。一人ひとりの学生としっかりと話せることも、意欲ある学生の応募を促すきっかけとなるでしょう。
△中小規模イベントに参加するデメリット
大規模イベントに比較すると参加者が少ないため、認知度アップを目的とする場合にはいまいち効果を発揮しきれません。ターゲットとする学生と出会う機会が限られる点がデメリットです。
5つの新卒採用イベントを紹介
アクセス就活LIVE(主催:株式会社アクセスネクステージ)
https://job.ac-lab.jp/2023/front/top/top.html
『アクセス就活LIVE』は、「ヒトから検索」「社風から検索」など、ユニークな検索機能を搭載する採用ナビサイト『アクセス就活』と連動したイベントとして開催。東名阪などのエリアで通年開かれており、中小・ベンチャー企業を中心に出展しています。
※新型コロナウイルス対策の観点から、現在は予約者優先定員制で開催されています。
キャリタス就活フォーラム(主催:株式会社ディスコ)
https://job.career-tasu.jp/2023/event/
リアルとオンラインを合わせて年間300回以上のイベントが年間を通じて開催されており、学生の認知度も高い採用イベントの一つです。福祉業界限定イベントも開催中。
ジョブトラ(主催:株式会社リアライブ)
「内定直結型」の対面イベント『ジョブトラ』は、優良/成長企業が多数出展。年間約300回の就活イベントを実施し、延べ1万5000人の学生が毎年来場しています。
イベントではグループワーク、各社経営者・人事との座談会などが開催され、その場で特別選考権や部長・役員との面接確約、インターン優先案内などのオファーを学生に出せます。早期採用を目指す企業に向いているイベントです。
マイナビ就職EXPO/マイナビ就職セミナー(主催:株式会社マイナビ)
https://job.mynavi.jp/conts/2023/event/
『マイナビ就職EXPO』は国内最大級の新卒採用イベントの一つで、北海道から九州までの各エリア主要都市で開催されています。また、『マイナビ就職セミナー』は全国47都道府県で開催。各地域およびUターン・Iターン希望の学生と接点をつくれます。
いずれのイベントも、採用ナビサイト『マイナビ』と連動した集客力が強みです。理系・建築土木・福祉などの学部/業界限定のイベントやWebセミナーも開催されています。
※新型コロナウイルス対策の観点から、現在は完全予約制で開催されています。
リクナビ合同企業説明会/リクナビ仕事万博(主催:株式会社リクルート)
https://job.rikunabi.com/2023/contents/event/ <合同企業説明会>
https://job.rikunabi.com/2024/contents/event/ <仕事万博>
採用ナビサイト『リクナビ』を運営するリクルートでは、『リクナビ合同企業説明会』と『リクナビ仕事万博』を主催。合同企業説明会では、現在「企業発見&選考準備LIVE」と「合同面接LIVE」の小規模イベントを開催中です(2022年5月発表時点)。
また、6月・7月に各地で開催されるリクナビ仕事万博はインターンシップ・1day仕事体験情報を探せる大型イベントで、多様な業界の企業が集結します。
※新型コロナウイルス対策の観点から、現在は完全予約制で開催されています。
まとめ/学生との接点づくりに採用イベントは役立つ
新卒採用では、多くの企業で「どんな人材を何人採用するか」という目標が設定されていると思います。採用活動では、採用ナビサイトへの掲載やダイレクトリクルーティングサービスの利用など、その手法はさまざまです。
採用手法の一つである採用イベントは、学生と接点をつくりコミュニケーションできる点が大きなメリットです。コロナ禍において、コミュニケーションの大切さを胸に就職活動に臨む学生は少なくありません。円滑なコミュニケーションを通じて学生の心をつかめれば、後の採用に繋げられます。
どの採用手法が自社の採用活動にマッチするかを考えながら、採用イベントの活用も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
◇
ファニプロでは、採用イベントの出展時に欠かせない「採用パンフレット」や「ブースデザイン」の実績があります。また、学生向けの企業紹介映像の制作にも強みを持っています。
採用成功につながるクリエイティブを検討されている際には、ぜひご相談いただければと思います。
※記事内の採用イベントは、集客面やイベント内容が優れているため、事例としてご紹介させて頂きました。ご紹介している採用イベントの運営会社様で、掲載の取り消しをご希望の場合は速やかに対処いたしますので、当社までご連絡くださいませ。
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