
1年5ヶ月の産休・育休を経て、久しぶりに仕事へ戻ってきました。復帰に向けた準備や、育児を通して感じたことを自分なりに振り返ってみました。
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こんにちは!ファニプロで広報・マーケティングを担当していた吉澤です。
2023年12月から2025年4月まで産休・育休を取得し、4月に数日の慣らし勤務を経て、5月1日に本復帰しています。
復帰後は当社のSHA(シャー)のメンバーとして制作アシスタントをしつつ、これまで同様に広報・マーケティング業務も並行して担当する予定です。
1年5ヶ月という私にとって長い休暇の中で感じたことや、得られた気づきを、この記事で少しシェアさせていただきます。
復帰初日のこと
会社からの提案で、慣らし保育ならぬ”慣らし勤務”として、4月半ばから週に数時間だけ働かせてもらうことになり、オンラインでの職場復帰を果たしました。
初日は少し緊張もありましたが、休職前と変わらず、皆さんがあたたかく迎えてくださり、とても安心したのを覚えています。
そもそも復帰に対する不安はあまりなかったのですが、休職中にカジュアルな面談を設定してもらえたり、全社ミーティングに声をかけてもらえたりしたことで、自然と気持ちを整えることができたからだと思います。
妊娠中のこと(産休前)
私の場合、つわりは重くはなかったのですが、匂いに敏感になったり、低血圧で貧血気味になったりと、体調面での変化が仕事に影響することもありました。
特に少しの匂いでも吐き気を感じたり、口の中が常に気持ち悪くてキシリトールガムを常備していたりしました。また、通勤電車の中で立っていた際に脳貧血を起こし、救護を受けたこともありました。
当時は「母性健康管理指導事項連絡カード(※)」を産婦人科で書いてもらい、数週間在宅勤務に切り替えてもらうことで、無理なく働き続けることができました。
(※…妊娠中の就業制限や配慮を会社に依頼するための書類です)
世の中にはつわりなどを理由に、産休前にやむを得ず退職される方もいる中、会社が柔軟に対応してくれたおかげで、無事に産休へ入ることができたことにはとても感謝しています。
育休前には、業務引き継ぎのためのマニュアルを作成しました。私は広報・マーケティングを一人で担当していたため、業務をすべてリスト化し、それぞれの手順やスケジュールをドキュメントにまとめました。社内の引き継ぎ担当とカレンダーを共有し、年間業務も明確化。出産という一大イベントを前に、「自分が突然戻れなくなっても業務がまわる状態」を目指して準備を進めました。
出産・育児のこと
「出産は大変」と覚悟していましたが、私の場合は特に産後が大変でした。無痛分娩で出産自体の痛みは抑えられたものの、産後に自力で排尿ができなくなるトラブルが発生。予定よりも入院が長引き、合計10日入院。退院後も排尿トラブルは続き、出産から1ヶ月ほどでやっと完全に回復することができました。
育児中も、両手が腱鞘炎になり、サポーターや整形外科に頼る日々が続きました。そんな不調も産後7〜8ヶ月も経つとだいぶよくなり、逆に子供にどんどん自我が芽生え、食事中に発狂したり、食べ物を投げたり、私が少し離れると泣いたり、じっとして抱っこをさせてくれなかったり、と手がかかることが増えてきました。まだ言葉も大人の常識も通じない、自分一人でできることがほとんどない生き物と一緒に暮らすというのはとても大変なことで、改めて世の中の子を育てる人々は頑張っているんだなあ、と気付かされました。
また、子はもちろんとてつもなく可愛いですが、可愛いだけでできることには限界があるということ。どれだけ愛おしい存在がいても、心や体に余裕がないときは、笑顔で向き合えないこともあります。我が家は夫が働きながらも家事や育児に協力してくれていますが、それでも雑なところが目について不満を持ってしまったり、復職後のことを考えて不安になってしまうこともあります。そういう時は、一人で抱え込まず、なるべく自分の気持ちを言葉にして、相手に頼るようにしています。そうすると、実は夫婦間で誤解していたことがあったり、雑に見えていた夫の行動にきちんとした意図があったことが分かって、納得できることもあります。
こうした経験を通して、育児だけでなく、友人関係や職場のコミュニケーションでも「言葉にすること」の大切さに気づくことができました。子育ては、体力的にも精神的にも大変ですが、その分だけ気づきや学びも多いと日々感じています。
復帰に向けた家庭での準備
子どもを保育園に預けて働くということは、子どもと過ごす時間が限られるということでもあります。限られた時間を子どもとの時間に充てられるよう、家事や保育園準備など効率化し、家庭内の仕組みを整えていきました。
例えば:
・保育園の準備は週末に夫と2人で5セットを用意
・平日はそのセットを朝持っていくだけの仕組みに
・朝ごはんは毎日同じメニュー(汚れにくく、一人で食べやすいもの)
・洗濯や朝食準備は前夜に済ませておく
・慣らし保育中に夫も一緒に送迎し、流れを共有
・重要書類はアプリにまとめて全てシェア
育休中はどうしても家事・育児の比率が私に偏っていましたが、復帰後は「私がいなくても家庭がまわる」ように、夫にも日常のタスクをどんどん共有するようにしました。
保育園生活が始まって
4月1日から実際に保育園の慣らし保育が始まり、3週目に入った頃、子どもが胃腸炎にかかってしまいました。保育園に入る前までは風邪ひとつ引かなかったので油断していたところに、大量の嘔吐・下痢で私や子供の衣服やカーペットなどを処分することに…。また数日後には夫にも感染し、私自身も風邪のような症状が1週間以上続くなどして、家族全体が体調を崩す事態に。想像以上に体力も気力も削られ、復帰を前に一気に現実を思い知らされました。
本復帰後のことを考えると「どちらかが有給を取って看病すれば大丈夫」という単純な話ではなく、看病だけでなく親自身の体調不良により、結局二人とも休む必要が出てくる——そんな場面が今後も増えるのだろうなと思いました。
とはいえ、ありがたいことに、当社には子の看護休暇だけではなく「特別休暇制度」があり、有給休暇の残日数に左右されず有給休暇を取れる体制が整っています。制度の面でも、雰囲気の面でも、柔軟に対応してもらえる安心感があるのは本当に心強いです。
これからのこと
育児を通して、「全部ちゃんとやらなきゃ」と思う気持ちが少しずつ薄れ、優先順位を見極めながら限られた時間の中でベストを尽くす、というスタンスが身についたように思います。
これからも子どもの体調不良や保育園のお迎えで、急なお休みをいただくことがあるかもしれません。でも、その分、集中力や判断力を活かして、今まで以上により良いアウトプットを出せるよう努力していきたいです。
そして、子育てで得た視点や経験を、広報・マーケティングの仕事にも活かしながら、チームの一員として少しでも貢献できたらと思っています。今後ともどうぞよろしくお願いいたします!
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